イタズラ好きの妖精たちは今日も無邪気に愉しく過ごしていました。
妖精郷で開かれるマルシェと、そこに集まってきたヒトたちに興味津々の様子です。買い物を終えて一休憩しているあなたに彼らの一人がこう言いました。

「買い物は終わった?それなら皆で一緒にティーパーティをしましょう!」

湖のほとりにまるいテーブルを置き、8つの席が用意されました。

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  1 2 5 
 3  ◎  4
  6 7 8

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「さぁさぁどうぞ!好きな席に座ってね!」

妖精たちがクスクスと笑いながら、あなたたちが座るのを待っています。ひそひそ話に耳を澄ますと、どうやら妖精たちは8つある席のうちの1つにイタズラを仕掛けたようです。

「さぁ早く座って!せっかくのお茶が冷めちゃうわ!座らないなら……」

そういって妖精たちはふわりと羽ばたいて、どこかに飛んでいきました。どうやら、あなたたちがいたずらに引っ掛かるところを花の影からこっそり眺めて楽しむつもりのようです。

まずはいたずら好きな妖精たちの隠れた場所を探しだしてください。
彼らの居場所はどうやらこの秘密の場所のメモが手掛かりになるようです。
メモには妖精郷イル・メグの地図とお茶会の準備の手順が書かれています。

ヒント

「いちじ、にじ、よじ、ごじ、さいご」
なぜ5つ目は「さいご」なのでしょう?
どうやら【いちじ】は時刻ではなく、文字の位置を示しているようです。

つまり、【いちじ しょうたいじょうをつくる】の一文字目は「し」です。


■イル・メグ、リェー・ギア城の前にて

辺りを注意深く見渡していると、どこからかヒソヒソ、クスクス囁く声が聞こえてきました。

《フフッ、テーブルもお菓子もお茶も準備はばっちり!》
《冒険者のあの子も、きっとわたしの仕掛けたイタズラに引っ掛かるに違いないもの!》
《あ~楽しみ!冒険者のあの子の驚いた顔が早く見たいわ!》
《えっと、イタズラを仕掛けたのは、どの席だっけ……》
《そうそう!ちゃんとメモしておいたから、これを見ればどの席か思い出せるわね!》

くすくす笑う声が遠ざかっていきます。
その場所に近づいていくと小さな羊皮紙が落ちていました。
メモによるといたずらをしたのは【いちごのなか】だそうです。

苺の中………?

8つの席はこんな感じで用意されていました。
さて、あなたは【イタズラが仕掛けられた座ってはいけない席】がどの番号かわかりましたか?
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  1 2 5 
 3  ◎  4
  6 7 8

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ヒント

隠れ場所のメモといたずらをした席のメモ。
この2つのメモにはひとつ大きな特徴があります。
それは、数字が文字で書かれていることです。

つまり、この【いちごのなか】は【1と5の間】を示しているようです。
1と5の間の数字は何でしょうか?


■さて、お茶会の行方は…?

お見事!大正解です!
どうやらあなたは無事に安全な席に座ることができたようですね。
どこからか《ちょっと!?どうして引っ掛からないのよ!》と妖精が地団太を踏む音が聞こえます。
これに懲りてしばらくいたずらを控えてくれるとありがたいんですが…。

~FIN~